2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

三島由紀夫「金閣寺」 何かを美しいと思うことについて

まずは三島由紀夫の「金閣寺」を読んでみます。最近再読をしたのですが「金閣寺」は自身二十歳の頃に読んだきりで、およそ二十年ぶりの再読となりました。読む前に残っていた印象は、主人公が女の腹を踏む衝撃的なシーンが確かあったな、ということと、結び…

リストを片手に航海を始める

本屋やWebサイトのおすすめなどで、興味のある本を手あたり次第に手に取って読んでいく、というのも本当に楽しい行為です。しかし、ある程度本を読んでくると客観的に自分がどれだけ本を読んでいるかという目安みたいなものが欲しくなることも出てくると思い…

本が傍にある生活

本の魅力や読んだ結果の効用は数多存在しますし、色んな人がそれを口にしたり書いてきたりしてきたと思います。ここで言う「本」という言葉がイメージするのは主に小説のことを指していると考えてもらえればありがたいです。どちらかというと読んで何の得が…