本が傍にある生活

本の魅力や読んだ結果の効用は数多存在しますし、色んな人がそれを口にしたり書いてきたりしてきたと思います。ここで言う「本」という言葉がイメージするのは主に小説のことを指していると考えてもらえればありがたいです。どちらかというと読んで何の得があるのか?という疑問を一定の層に湧き起こさせるような本とでもいいましょうか。そういった本は魅力があるとある程度世間的にも思われているにも関わらず、あまり興味を持たない人にとっては非常に敷居の高い手を出しにくいものとなります。
これから私がブログとして書く文章にはこれを読まれる方に、本を読むことは面白いから是非習慣や趣味の1つとして気楽に取り組んでみてほしいなという気持ちが含まれます。
私は意識的に本を買って読む生活を続けて25年ほどになりますが、常に本が好きだったかというとわかりません。時に、本を読むに際してやりたくない宿題を前にするような苦しい気持ちになることもありました。無条件に面白いと思う本もありましたが、世間では名作だと言われているのにその魅力がよくわからないものも相当数あったのです。
しかしそれなりに本を読み続けていると、そういったよくわからなかった本も面白いと感じられることが増えていきました。あるいはそれなりの冊数を曲がりなりにも読んできてしまったため元を取ろうという意識から面白いと思い込もうとしているという側面があることは否定しきれませんが、それでも面白いと感じられた感慨は私の中で確実に残っていると感じられます。
世の中には本当に様々な本があり、多様な読み方、付き合い方が存在すると考えています。そのことを語ってみたいと思います。時に実用書や自己啓発書や技術書などにも話が及ぶかもしれません。

私の文章をたまたま読まれた方が、少しでも傍に本がある生活は楽しそうだ、と思ってもらえればこれほど嬉しいことはありません。